子宮頸がんワクチンについて

現在、子宮頸癌ワクチンが再開されています。
子宮癌には子宮の入り口にできる子宮頸癌と、子宮の中の方にできる子宮体癌とに分かれます。
今回のワクチンは子宮頸癌のワクチンで、子宮頸癌の発生原因がHPV(人パピローマウイルス)というウイルスによるものとわかりました。
約15年ほど前になりますが、このワクチンが厚労省の推奨で盛んに行われました。しかし、多数の接種者に接種注射部位の疼痛、上腕の麻痺、しびれ等の症状がみられ、裁判になり全て厚労省が負けて積極的にやるワクチンではないと判断され、ほとんどやっておりませんでした。
がしかし、10年後にみた統計では明らかにワクチンをした人の子宮頸癌の発生頻度が極端に少ないことがわかり、また欧米では90%以上の若い子の接種が行われるているのに対し、日本ではわずか2%の投与率とわかり厚労省が投与部位、投与方法をしっかり勉強すれば大丈夫と判断。積極的に推奨するワクチンに格上げされ見返されるようになりました。
子宮頸癌は若い方に発生します。子宮頸癌死亡者、罹患者を少なくするためワクチン接種をすすめます。対象者は主に、中学生、高校生ですので、医療費はありません。
当院では接種前にしっかり説明をして接種しています。ご相談ください。

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